オレンジ社は来シーズン、以前のようにヨーロッパ内のサッカーの大会を放映する予定だ。ラ・リーガからチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグまで幅広く取り扱う。
オレンジ社は新シーズンが始まる前に、サッカー放映権を再び手に入れた。同社は2021-2022シーズンにおけるチャンピオンズリーグ、ラ・リーガとその他ヨーロッパ内の大会の放映権を購入することでテレフォニカ社と合意した。正確な金銭面は今の所不明だ。
*オレンジ社とテレフォニカ社は携帯会社。ともにサッカー放送チャンネルを運営している。
オレンジ社は近年、同じようなモデルを頼りにしている。チャンピオンズリーグの放映権を確保した後は、スペインのプリメラ・ディビシオンやセグンダ・ディビシオンからヨーロッパリーグやカンファレンスリーグまで、様々なサッカーの大会を提供できるようになる。この事業者は、昨年サッカーの顧客を43%増加させたと指摘している。
先日オレンジ社は国家市場競争委員会に声明を送り、サッカー放映権にアクセスする際の通信事業者の条件を見直すよう要請した。2019年にボダフォン社がこの市場から撤退した今、オレンジ社はサッカーの提供でテレフォニカ社を圧倒しようとしている唯一の通信会社である。2020-2021シーズンのリーガ・エスパニョーラの放送のために、テレフォニカ社に3億ユーロ(約391億円)を支払っている。
スペイン支社のGMであるJean-François Fallacher氏は、「現在、(ラ・リーガ放送のためのテレフォニカ社への料金は)有料放送に加入している全ての会員に応じて支払われていますが、サッカーチャンネルにのみ登録している人に基づいて行われるべきです」と述べた。そして「かつてのサッカー界と現代のサッカー界は180度異なるものです」と付け加えた。