プーマの2021年の累積売上高は21億3,900万ユーロ(約2,781億円)だが、これは2019年に記録した数字にはまだ及ばない。4月から6月にかけての利益は1億900万ユーロ(約142億円)で、今年は前年同期比で最大20%の成長を見込んでいる。
プーマは第2四半期に加速した。同社は、4月~6月の業績速報を発表した。売上高は15億8900万ユーロ(約2,066億円)と、2020年に比べてほぼ2倍だった。
EBIT(利息及び税金控除前利益)は1億900万ユーロ(約142億円)となり、2020年第2四半期の1億1500万ユーロ(約150億円)の損失とは対照的だった。プーマは、7月末の業績をまだ発表していないが、1月から6月までの売上高は21億3,900万ユーロ(約2,781億円)となり、2019年の水準をまだ下回っている。
プーマは、景気回復のため、残り期間の見通しも上方修正した。これまでは15%程度の成長を見込んでいたが、今年は少なくとも20%の成長を見込んでいる。営業利益は4億ユーロ(約520億円)から5億ユーロ(約650億円)に増加し、純利益も増加するが、数値は公表されていない。
スペインでは、前年比1%増の8,822万ユーロ(約115億円)の売上高で2020年を締めくくった。収益性を犠牲にしたが、2019年に475万ユーロ(約6億2,000万円)だった利益を、わずか347,748ユーロ(約4,500万円)に抑え、赤字を回避することに成功した。