DAZNは、女子UEFAチャンピオンズリーグ初のグローバル独占パートナーとなる。24-25シーズンまでの契約で、今から2シーズンの間、YouTubeで無料放送を観ることができる。
YouTubeには、「Behind the Scenes」コンテンツが豊富に用意されており、女子チャンピオンズリーグの普及に努める。この契約は、女子チャンピオンズリーグが始めて一元化して放送されるというUEFAにとって歴史的な出来事だ。
「今回の契約により、選手、クラブ、そして大会自体がかつてないほどの注目を集め、全試合を世界中のファンに提供することができます」と、DAZNは語った。
DAZNはYouTube上にチャンネルを開設し、2021年から2023年にかけて全61試合を放送する。続く23-24年、24-25年の2シーズンでは、無料放送の試合数が19試合に減少し、すべての試合を視聴するには、DAZNに加入する必要がある。
DAZNが独占権を持たない地域は、中東、北アフリカと、最近beIN Mediaとのパートナーシップを更新した中国だ。
DAZNグループの共同CEOであるジェームズ・ラシュトンは、「世界的なスポーツをより身近なものにするというビジョンのもとに作られたものです。権利を初めて一元化し、YouTubeで無料で提供すること以上に身近なものがあるでしょうか?これにより、いつでもどこでも最高の女子サッカーを簡単に見ることができるようになります」と述べた。
YouTubeのEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)担当ディレクターであるセシル・フロ・クータズ氏は「パンデミックは、スポーツ、特に女性のスポーツに多くの不安をもたらしました。DAZNとUEFAとのパートナーシップにより、女子チャンピオンズリーグの試合をYouTubeでライブかつ無料で世界中のファンにお届けできることを光栄に思います」と話した。
また、UEFA女子サッカー担当ディレクターであるナディーン・ケスラー氏は、「今回の合意は、女子サッカーにとってターニングポイントとなるものです。欧州サッカー連盟は、すべてのファンが世界中のどこからでも女子チャンピオンズリーグを観戦できることを保証することになりますので」と発言。
「このように女子サッカーが見やすくなることは、世界最高の選手と最高の女子サッカーチームが、より多くの若者、少年少女にインスピレーションを与え、このスポーツを好きになってもらうことに繋がります」と付け加えた。