現在ブラジル1部のグレミオでプレーするルイス・スアレスがブラジルメディアの独占インタビューに応じ、バルセロナ時代の「MSN」について語った。
「(リヴァプールから加入した当時)メッシやネイマールがいたが、勝つことしか考えていなかった。例えば、彼らと誰がPKを蹴るかといった言い争いはしたくなかったんだ」
「初戦を終えたあと、ウルグアイ国内で僕に対する批判の声が上がっていたのを覚えている。9番としてプレーしているにもかかわらず、ネイマールやメッシなどにチャンスでパスしていたからね。『彼はいつもシュートを放っていたのに』という声もあった。でも別のシーンではメッシやネイマールが僕にパスをくれた」
「ピッチ外ではマテを飲むために集まったりしていた。ネイマールは飲まないけれど、一緒に話をしていたんだ。お互いそれぞれの生活を尊重しながら、時には家に行って誕生日を祝ったりしていた。ネイマールは人の話を聞いたりするのが好きなんだ」
「15/16年、クリスティアーノ・ロナウドとゴールデンシューを競っていたが、彼らは僕が獲得できるように協力してくれた。PKを蹴らせてくれたし、簡単なラストパスもくれた。彼らの気持ちには本当に感謝しているんだ」
この年は最終的にスアレスが40ゴールを決め、ゴールデンシューを受賞している。
「僕にとってレオは世界一の選手、ネイは世界二番目の選手だが、彼らは僕がゴールデンシューを獲得できるようにしてくれた。これは3人のスター選手が協力し、一つのチームとしてプレーできるという証明になったと思う。個人としてではなく、チームとして勝利することを3人とも尊重していたからこそ、お互いよいプレーができたのだろう」
最強の攻撃陣「MSN」としてバルセロナを牽引したメッシ、スアレス、ネイマールの南米トリオ。2017年夏にネイマールがPSGへ移籍したことにより解散となったが、14/15年から16/17年の3シーズンは彼らに酔いしれたファンも多いのではないだろうか。
(By ALLSTARS CLUB編集部)