これまでベンフィカやウニオン・レイリア、ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスターU、トッテナムなど数々の強豪を含むクラブを率いてきた、現ローマ監督のモウリーニョ。
来週セビージャとのヨーロッパリーグ決勝を率いるモウリーニョは、記者会見にてローマとの関係性や決勝を楽しむことを強調したが、その中で唯一思い入れのないクラブを挙げた。
「トッテナムのファンが誤解しないことを願うが」と話し始めたモウリーニョ。「私のキャリアの中で、いまだに深い思い入れがない唯一のクラブはトッテナムだ」と明かした。
理由は、「おそらく、スタジアムが感染症の影響で空っぽだったからだろう。もしくは、レヴィ氏(クラブの会長ダニエル・レヴィ)が、私にトロフィーを獲らせてくれなかったからだろう」としている。モウリーニョはカラバオカップ決勝の前に解任されていた。
同氏は、「人々は『すべてのクラブを愛することはできない』と考える。そう、私はすべてのクラブを愛しているし、彼らも私を愛してくれている。だから、ローマとは、いつか辛くなるだろうが、レヴィ氏のクラブを除けば、私がこれまで所属したすべてのクラブとそうであったように、永遠につながっているのだ」と続けた。
今季のローマは、リーグ戦2試合とヨーロッパリーグ決勝を控えている。現在リーグ戦では6位であり、上手くいけば順位的にチャンピオンズリーグ出場権獲得が可能だ。ただ、ヨーロッパリーグで優勝すれば自動的に出場権を獲得できる。果たしてローマの行方はいかに。
(By ALLSTARS CLUB編集部)