MLS

米国のメジャーリーグサッカー(MLS)は、ファントークンを取り扱うプラットフォーム『Socios.com』と複数年契約を締結したことを発表した。実行は翌シーズンからとなる。

この契約により、ファンはゲームやコンペティション、その他アプリの機能を通じて、アンケートや賞品にアクセスできるようになる。一番の目標はファンとリーグとの関係性をより一層深めることだ。

同社は、グローバルに事業を拡大する計画を示しており、欧州へ展開した後、米国やアジア、中南米などの市場で新たな取引を成立させる予定。また、2022年末までに、米国のユーザー向けにデザインされたモバイルアプリの提供を開始するという。

メジャーリーグサッカー(MLS)は、バスケットボール(NBA)、野球(MLB)、アメリカンフットボール(NFL)などのリーグと比較すると規模は小さいが、米国で最も主要なサッカーリーグである。この大会はフランチャイズ方式で行われるため、昇格や降格はない。この大会にはカナダのチームも参加しており、そのビジネス規模は年間7億ドル以上と見られている。 

関連記事MLSの成長とカナダ・メキシコとの繋がり〜2026年W杯へ向けて〜

Socios.comは2018年にアレクサンドル・ドレフュス氏によって設立され、2019年に上場。初めて契約を結んだのは、パリ・サンジェルマンとユベントスという強豪クラブだった。現在、ドレフュス氏は76%近くを出資しており、残りは小口株主で分け合っている。

同社は現在、サッカー以外にNFLやUFC、NBAの各種フランチャイズと取引を行う他、F1レーシングチームのアルファロメオやアストンマーティンと契約を結び、モータースポーツ分野にも進出している。