W杯

2026年に初の3ヶ国開催で行われる2026FIFAワールドカップ。カナダ・アメリカ・メキシコで史上初となる3ヶ国開催となる同大会のホストとして41の都市が立候補していたが、6月17日にその開催都市とスタジアム会場が発表された。

発表されたホストとなる都市は以下の16都市となった。

【カナダ】

トロント

バンクーバー

【アメリカ】

アトランタ

カンザスシティ

サンフランシスコ・ベイ・エリア

シアトル

ダラス

ニューヨーク/ニュージャージー

ヒューストン

フィラデルフィア

ボストン

マイアミ

ロサンゼルス

【メキシコ】

グアダラハラ

メキシコシティ

モンテレイ

これまで北米では、1970年と1986年に2度のメキシコ大会、1994年にアメリカ大会が開催されてきたが、1994年のアメリカ大会以降北米では開催されていないため、2026年のW杯は32年ぶりの北米での開催となる。


今回は過去に北米で行われたW杯を簡単に振り返る。


1970年メキシコ大会


初めて北米で行われた1970年のメキシコW杯。9度目の開催で初の北米での開催となった。この大会で優勝したのはペレらを擁し、史上最強と言われたブラジル代表が決勝戦でイタリアを4−1で下し、3度目の優勝を果たした。


決勝戦が行われたメキシコシティのエスタディオ・アステカで2026年のW杯でも使用される予定。この大会の得点王に輝いたのは西ドイツ代表のゲルト・ミュラーで、10得点を記録した。

1986年メキシコ大会


メキシコで2度目の開催となったW杯。アルゼンチンのマラドーナを筆頭にイングランドのギャリー・リネカー、フランスのプラティニ、デンマークのラウドルップ、スペインのブトラゲーニョなど錚々たる顔ぶれが出場した。

優勝したのはアルゼンチン。決勝では、ルンメニゲらを擁する西ドイツを3-2で破り、2度目の制覇となった。

特に準々決勝のアルゼンチン対イングランド戦はマラドーナの「神の手ゴール」と「5人抜きゴール」が生まれ、記憶に残る大会となった。

1994年アメリカ大会


初のアメリカでの開催となった1994年のW杯ではルーマニアのハジやブラジルのロマーリオ、アルゼンチンのマラドーナ、イタリアのバッジョ、オランダのベルカンプらが出場した。

決勝に進出したのはブラジルとイタリアで、試合は0−0のままPK戦にまでもつれ込む激闘となった。

PK戦では5人目のバッジョが枠を外し、ブラジルの優勝となった。PKを外したバッジョの後ろ姿はこの大会を象徴するシーンとなった。

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