メッシ PSG

日本時間2月16日午前5時、パリ・サンジェルマン対レアル・マドリードのCLラウンド16の試合が行われた。グループステージ最終戦から2ヶ月ぶりとなるチャンピオンズリーグの試合だ。

ラウンド16の注目カードであるパリ・サンジェルマン対レアル・マドリードの注目ポイントは、何と言っても元バルサ所属メッシの存在だろう。バルサ時代はレアル・マドリードを幾度となく苦しめてきた。

パリ・サンジェルマンに移籍してからは今回の対戦が初となる。

ただ、ファーストレグではメッシはPKをクルトワに止められ、得点を上げることができなかった。

メッシのレアル戦の記録

バルサ時代、メッシは通算45試合のレアル戦を戦い、26得点14アシストをマーク。5番目に多くのゴールを決めた対戦相手となっている。1番決めた相手はセビージャの38ゴール、それからアトレティコの32ゴール、バレンシアの31ゴール、アスレティック・ビルバオの29ゴールと続く。

また、チームとしての成績は、19勝15敗11分と勝ち越している。

そして、ファーストレグはパリで行われるが、3月9日にベルナベウで開催されるセカンドレグに向けても良いイメージがある。なぜならメッシが出場しているバルサは、22試合で12勝3分け7敗だったからだ。

メッシがチャンピオンズリーグでレアル・マドリードと対戦するのは今回が2度目となる。

1回目は、バルセロナがペップ・グアルディオラを監督に迎えて優勝した10-11年シーズン。対峙したのは準決勝だったが、メッシがベルナベウで2得点を決め2-0で勝利。そして、セカンドレグを1-1で引き分け、見事決勝に進出したのである。その勢いのまま決勝では、マンチェスターUを3-1で撃破し優勝を飾った。

以下の動画は10-11年シーズンのバルサ対レアルの準決勝。メッシのゴールシーンは7:50と9:55。

メッシの「エル・クラシコ」トップ2試合

クラシコ メッシ

これまで45試合のエル・クラシコに出場したメッシだが、誰もが覚えているだろう試合が2試合あるのでご紹介しよう。

06-07年 ラ・リーガ第26節@カンプノウ

当時メッシは19歳で日本で言えばまだ未成年。そんなメッシがカンプノウで行われたエル・クラシコでハットトリックを達成するというとてつもない偉業を成し遂げた。

1点ビハインドの前半11分、フリーの状態でエトーからパスを受けると完璧なトラップで前に持ち出し、カシージャスとの1対1を制して同点ゴールを奪う。

そして再び1点ビハインドとなった前半28分、エトーとの崩しでロナウジーニョが左サイドからシュートを放つと、カシージャスがセーブ。しかしこぼれ球にいち早く反応したメッシがボレーでゴールネットに突き刺し、2得点目を奪った。

その後三度レアルがリードを奪い、バルセロナは絶体絶命の危機に。しかし、後半アディショナルタイム、ロナウジーニョのパスを受けたメッシが巧みなトラップでディフェンス陣のスペースにボールを置くと、そのままドリブルで進み、見事ファーサイドに決めた。

16-17年 ラ・リーガ第33節@ベルナベウ

2試合目はベルナベウでの16-17年ラ・リーガ第33節。ユニフォームを掲げる伝説のゴールパフォーマンスが生まれた試合だ。

前半28分、ホームのレアルにゴールを決められ追いかける展開に。しかしその後すぐに追いつくことになる。メッシが、右サイドからのグラウンダーのパスを受けたのち、2タッチで相手2枚をかわし、3タッチ目でゴールを決めた。守護神ナバスも止めることができず、同点ゴールとなった。

その後バルサのラキティッチのゴラッソで勝ち越しを決めるも、セルヒオラモスを退場で欠いた10人のレアルに、後半アディショナルタイムで同点にされ、アウェイでの貴重な勝利が消えるかと思われた。

しかしその1分後、セルジロベルトが自陣奥深くからドリブルで持ち上がると、左サイドのアンドレ・ゴメスにパス。

その後オーバーラップしてきたアルバにパスを出すと、ワンタッチで中へグラウンダーのクロスを入れる。そこにフリーで走り込んできたメッシがカーブをかけたシュートでナバスの砦を崩し、見事勝ち越した。

※ラ・リーガの制限があるため、動画はYouTubeでご覧ください。