カタールワールドカップでその名を世界に馳せた審判がいる。スペイン人のマテウ・ラオスだ。
事件が起きたのは、準々決勝オランダ対アルゼンチン。1試合を通して、なんと18枚のイエローカードを提示したのだ(監督・コーチを含む)。その内2枚は同じ選手に与えられ、レッドカード扱いとなっている。
パレデスがオランダベンチにボールを蹴り込んだりするなど大きく荒れた試合であったことは間違いないのだが、マテウ・ラオスが試合をコントロールできたとは言い切れない。はたから見ると、むやみやたらにイエローカードを提示しているようにも見えた。
そんなマテウ・ラオスだが、ワールドカップ中断期間後初のラ・リーガの試合でも物議を醸す試合裁きを行った。
対象の試合は、大晦日に行われたバルセロナ対エスパニョールによる「バルセロナダービー」。実に16枚のイエローカードが出され、ジョルディ・アルバとヴィニシウス・ソウザは2枚のイエローカードにより退場となった。
これらの出来事もあり、同審判は審判技術委員会によってラ・リーガ16節・17節の試合を担当できないという処分が下されていたが、『AS』によると、この度処分がコパ・デル・レイのラウンド16まで延長されたという。
次の担当試合はまだ決まっていないようだが、どのような試合裁きを見せるのだろうか。