マテウ・ラオス

ラ・リーガを代表する審判員マテウ・ラオス氏がマジョルカ対ラージョの試合を以て、スペインでの審判生活に別れを告げた。スペイン1部では「288」もの試合をコントロールした。

この最終戦では両チームともにカード無しで終了。試合後は両チームの各選手や審判仲間たちと抱擁を交わしながらその瞬間を味わった。

その後、ラージョとマジョルカによって花道が作られ、スタンドからは大きな拍手が送られた。マテウ・ラオス氏は目に涙を浮かべながら、同じく涙する家族と抱き合った。

マテウ・ラオス氏は、2008年9月からスペイン1部リーグでレフェリーを務めており、実に15シーズンを全うした。20/21年には、マンチェスターC対チェルシーのCL決勝を務めるなど国際的にも活躍。また、ワールドカップは2018年ロシア大会と2022年カタール大会の2大会で笛を吹いた。

カードを連発する審判として知られ、良くも悪くも目立っていたマテウ・ラオス氏だが、最後はスタジアム全体が同氏に賛辞を贈った。

(By ALLSTARS CLUB編集部)