マンチェスターユナイテッドのオーナー、グレイザー家はマンチェスターユナイテッドのスタジアム、「オールドトラフォード」の改修の資金調達のため、将来的なテレビ放映権収入の一部を売却する準備が整っている。
イギリス日刊紙「The Times」によるとトレーニングセンターやオールドトラフォードの収容人数を9万にするための改修するには概算2億ポンド(約323億円)が必要となっており、このための資金を調達するためにグレイザー家と米投資ファンドであるアポロ・グローバル・マネジメントの間で話が進んでいる。
この方法による資金の調達はバルセロナが今シーズン赤字の中、大型補強をした選手をラリーガに登録するために資金を調達した方法と似ている。
実はこのアポロ・グローバル・マネジメントは今年の5月にも同じような資金提供を行っている。アポロはメキシコのサッカリーグ、「リーガMX」に今後50年間の放映権の20%と引き換えに12億5000万ドルを同リーグに提供している。
同じくラリーガの多くのクラブも投資ファンドのCVCキャピタルパートナーズに対して将来的な資産を売却することで資金を得ることで施設の改修に充てている。
フランスのリーグアンやドイツのブンデスリーガも今後同じような形で資金調達することを検討している。