マンチェスターシティ

日本時間3月7日、マンチェスター・シティのホームでマンチェスターダービーが行われた。首位マンチェスター・シティと試合前4位のマンチェスター・ユナイテッドによる歴史あるビッグマッチだが、結果はシティが4-1でユナイテッドを破るという一方的な試合内容だった。

試合は開始早々に動く。前半5分、ベルナルド・シルバグリーリッシュとの崩しから中央へグラウンダーのクロスを入れると、DFの影から走り込んできたデブライネがシュート。見事なマンチェスター・シティの先制ゴールとなった。

しかし、その約15分後、ポグバがサンチョへスルーパスを送ると、サンチョはウォーカーと対峙。ブルーノ・フェルナンデスがサンチョを追い抜く形でウォーカーを釣ると、一瞬フリーになったサンチョがそのまま中に切り込みユナイテッドが同点ゴールを揺らした。

ただ、そこでズルズル行かないのが首位マンチェスター・シティ。5分後、フォーデンがうまく突破してシュートを放ち、こぼれ球のさらにこぼれ球を最終的にデブライネが決めすぐさま勝ち越しに成功した。

後半に入ってもシティのペースは変わらず、後半23分にマフレズのゴラッソで3点目を奪うと、試合終了間際にもギュンドアンのスルーパスを受けたマフレズがデヘアとの1対1を落ち着いて決め、最終的にマンチェスター・シティがマンチェスター・ユナイテッドを4-1で退けた。

これでシティは首位キープに成功し、敗れたユナイテッドはアーセナルに追い抜かれて5位に転落した。

マンチェスターダービー得点王


今回の試合も例に漏れず、毎回白熱した試合が繰り広げられるマンチェスターダービーだが、では過去にマンチェスターダービーで最も得点を奪った選手は誰なのだろうか。

答えは「ウェイン・ルーニー」だ。マンチェスターダービーでは11得点をマークしている。

ルーニーは、13シーズンもの間強豪マンチェスター・ユナイテッドの主力として活躍し、プレミアリーグ優勝5回、チャンピオンズリーグ優勝1回を経験しているレジェンドだが、やはり大舞台でも強かった。現在はダービーカウンティの監督を務めている。

印象に残るマンチェスターダービーでの得点はオーバーヘッドのこのゴールだろう。

2位以降は、ジョー・ヘイズとフランシス・リーの10得点、クン・アグエロとボビー・チャールトンの9得点となっている。こうしてみると、いずれも素晴らしいレジェンドばかりだが、プレーしていた時代を考えると、昨年まで現役でプレーしていたアグエロの凄さがより伝わるだろう。