マンチェスターシティ

日本時間20日に行われたプレミアリーグ第26節マンチェスターシティ対トッテナム。結果は3-2でアウェイのトッテナムが勝利し、シーズンダブルを記録した。また、首位のマンチェスターシティは16試合ぶりの黒星となった。

先制したのはトッテナム。ケインのワンタッチスルーパスに抜け出したソンフンミンがGKと1対1に。最後はクルゼフスキに横パスを出し、見事先制点となった。

追いつきたいホームのシティは前半33分。スターリングがクロスを上げるとキーパーがセーブ。しかし溢れ球をギュンドアンが押し込み同点になった。

同点のまま後半に入ったが、均衡を破ったのはトッテナム。ソンフンミンのクロスをケインがワンタッチで流し込み、勝ち越しに成功した。

その後はVARでのゴール取り消しもあり、スコアが動かず迎えた後半44分。ベルナルド・シウバの折り返しが相手DFの手に当たりPKに。後半アディショナルタイム2分にマフレズが落ち着いてPKを決め土壇場で同点に追いついた。

そのまま試合が終わると思われた同4分。クルゼフスキのクロスにケインが頭で合わせ勝ち越し。トッテナムが見事3-2で勝利を手にした。

トッテナムとシティ両方に所属した選手


このように劇的な試合を見せたトッテナムとマンチェスターシティだが、21世紀に両クラブに所属した主な選手を3名紹介していこう。

エマニュエル・アデバヨール


・マンチェスターシティ:2009〜2012(各クラブへのローンを含む)

・トッテナム:2012〜2015(ローンを含まない)

一人目は元トーゴ代表のアデバヨール。アーセナルでリーグ得点ランキング2位の活躍を見せるなどし、2009年にマンチェスターシティへ移籍。しかしシティでは選手層の厚さから思うような出場機会を得られずレアル・マドリードやトッテナムへ期限付き移籍となる。

しかしトッテナムではうまくハマり、そのまま完全移籍することに。トッテナムでは一定の活躍を見せるも現エースのケインの台頭もあり、2015年に退団することになった。3年で59試合に出場し18ゴールを記録。

チョルルカ


・マンチェスターシティ:2007〜2008

・トッテナム:2008〜2012(レバークーゼンへのローンを含む)

二人目はクロアチア代表として100試合以上に出場したDFチョルルカ。21歳の時にマンチェスターシティへ入団。初年度から定位置を掴み取り、リーグ戦35試合に出場した。当時のクラブはまだ大量の資金が始まったところで、首位争いからは程遠かった。

シティで1シーズンのみ過ごした後、トッテナムへ移籍。最初の2シーズンは右サイドバックの主力として活躍した。しかしその後は怪我などもあり、控えに回ることも多くなる。2012年にはレバークーゼンへ期限付き移籍となった。

カイル・ウォーカー


・トッテナム:2009〜2017(他クラブへのローンを含む)

・マンチェスターシティ:2017〜現在

11-12シーズン、ローンから復帰するとチョルルカを押しのけてスタメンに定着。リーグ戦37試合に出場し、PFA年間最優秀若手選手賞やPFA年間ベストイレブンを獲得。一気に欠かせない存在となった。その後もコンスタントに試合に出続け、2017年にペップ監督率いるシティへ移籍した。

そのマンチェスターシティでも初年度から自身3度目となるPFA年間ベストイレブンを獲得。現在に至るまで右サイドバックのファーストチョイスとしてペップ監督のもとで活躍する。