現在プレミアリーグ首位のマンチェスター・シティは、スペインの観光業者コスタ・ダウラダが女子チームの公式スポンサーとなることで合意した。
この契約は、22-23シーズンまで、カタルーニャ州タラゴナ県ホテル・観光業連盟(FEHT)などとの共同で行われる。また、FEHTなどが策定したプロモーション計画は150万ユーロ(約1億9250万円)にのぼるという。
※タラゴナ:スペイン屈指の観光都市。世界遺産にも登録されている古代ローマ時代の遺跡が有名。また地中海沿いであるため綺麗な海が眺められる。バルセロナからは電車で1時間半ほど。
この提携の一環として、エティハドスタジアムのスクリーンやFA女子スーパーリーグの試合の記者会見が行われる部屋にコスタ・ダウラダのロゴを掲示するほか、SNS上でも存在感を示すなど、両者の間で様々なアクションが行われる予定だ。
さらに、タラゴナ県議会は、マンチェスター・シティのイメージを活用してプロモーション活動を行うことができ、チームのファンの中から抽選でコスタ・ダウラダへの旅行が当たるキャンペーンを実施。また、女子チームは毎シーズン、タラゴナでトレーニングキャンプを行うという。
今回の契約は、持株会社であるシティ・フットボール・グループの成長計画に沿ったものだ。マンチェスター・シティを中心に、メルボルン・シティ(オーストラリア)やニューヨーク・シティ(アメリカ)、ジローナFC(スペイン)など展開を広げる。10年間で年商7億ユーロ(約898億円)を超えるクラブになったが、ほとんどのフランチャイズが赤字となっている。