マンチェスターシティ

近年のマンチェスターCは、豊富な資金を元に移籍市場で積極的に動く買い手側のクラブ。今シーズンはハーランドなどを獲得しているが、売却に成功していることも忘れてはいけない。

同クラブは21-22年に4173万ポンドと過去最高の純利益を上げたが、これは高い移籍金のキャピタルゲインによるものである。具体的には、年初に想定していなかった6770万ポンドであり、この大部分は冬の移籍市場でフェラン・トーレスを4782万ポンドでバルセロナに売却したことによるものだ。

経営陣は、22-23年にはこれらのキャピタルゲインが「さらに増加する」と断言しており、これはアカデミーで育成した8選手、そしてスターリング(チェルシー)、ジェズス、ジンチェンコ(共にアーセナル)が1億3042万ポンド以上で売却されたことによるものである。

UEFA関連収入は、20-21年のCLでは決勝に進出したが21-22年は準決勝敗退となったことにより、21%減の9050万ポンドとなった。プレミアリーグの放映権については、13.2%減の1億5856万ポンドとなっているが、20-21年が7月と8月にシーズンが終了したことにより、19-20年の権利の一部が計上されたため、21-22年が相対的に少なくなっている。

最高経営責任者のフェラン・ソリアーノ氏は、「私たちの好調な収益は、複数の要因によってもたらされましたが、最終的には、私たちがプレーする美しいサッカーと、それが生み出す継続的なファンの増加によってもたらされています」と述べた。