マジョルカは、スタジアムの一部改修を発表した。陸上トラックを撤去してスタンドとピッチの距離を縮め、新たなサービスを提供する予定だという。設計はソシエダの本拠地を設計した人物が担当し、新しい屋根もつくことになる。


日本代表の久保建英が所属するマジョルカは、スタジアムの大規模な部分改修を発表した。陸上トラックを取り除き、365日サッカーのみのスペースを確保するとのこと。工事費は約2000万ユーロ(約26億1000万円)で、2024年までに完成する予定。今年から、現在のソルスタンドの1階席と屋根の工事に着手し、続いて、北側スタンドを中心に、2階席、そして南側スタンドの1階席を完成させる予定。

今回はスタジアムの収容人数が増えることは想定されていない。むしろ南側スタンドの再建によって、数年前の23,150人から20,500人程度に減少するとさえ言われている。実際、1987年に開場した市営の会場は、「新しい時代に対応し、進化していかなければならない」ということでパフォーマンスの向上に重点を置くことになった。

まず、最前列からピッチまでの距離が、場所によっては現在の25メートルや45メートルから8.5メートルに短縮されることになる。それを実現するために、2階席とソルスタンドを結ぶ新しい1階席を建設する予定だ。

マジョルカは「社会、文化、福祉、スポーツ、レジャーなどの面で市民にサービスを提供する都市型スタジアムを目指す」と強調している。スタジアムの反対側には屋内広場があり、アクティビティが行われる。