リヨン

オリンピック・リヨンは売却されるのか。スポルティコ紙によると、フランス・リーグ1に所属する強豪リヨンは、買い手候補を探している最中だという。その中で、機材・映画製作会社であるパテ社と投資ファンドのIDGキャピタルから指名を受けており、レイン・グループが売却手続きを担当する。これらの会社の株式保有比率は33.53%、19.96%となっている。

現在のリヨンの会長は、ジャン・ミシェル・オラス氏。就任当時フランス2部に所属していたクラブを一気に1部リーグの強豪へと押し上げた人物だ。01-02からフランス1部7連覇を達成している。

リヨンは、20-21年上半期の5060万ユーロ(約64億9100万円)の赤字に対し、21-22年同期は2710万ユーロ(約34億7600万円)の赤字で閉じた。47%回復していることになる。しかし、売上高は6%減の1億1610万ユーロ(約148億9400万円)であった。

リヨンは昨年末、保険会社グルーパマとの契約を延長し、2025年7月31日までスタジアムの命名権を継続して利用することを発表した。また、リヨンはすでに、バスケットボールのアスベル・ヴィルバンヌがプレーする会場である屋内競技場の権利を、LDLCグループに売却している。