先日予想されていた2倍の37億ドルを調達し、スポーツ・エンターテインメント業界への投資を開始すると発表していたアレス・ファンド。
アトレティコ・マドリードやMLBのサンディエゴ・パドレス(ダルビッシュ有が所属)を含むポートフォリオ19社に対して、すでに10億ドルを出資しているファンドだ。
そんなアレス・ファンドだが、この度クラブのオーナーである米国の起業家ジョン・テクスターが提案したオリンピック・リヨンへの出資を検討しているとBloombergが伝えている。米国の投資家ビル・フォーリーがこの出資を大幅に縮小する可能性を示唆したため、テクスターは追加資本を求めているという。
オリンピック・リヨンは今年6月、オーナー変更に動いていた。当初は元リヴァプールFCオーナーのジョージ・ジレットの息子であるアメリカ人のフォスター・ジレットに6億3600万ドルで株式の半分以上を売却することが報じられていたが、同氏が資金調達できなかったため最終的にジョン・テクスターがオーナーとなった。
ジョン・テクスターは、かつて本田圭佑が所属したブラジルのボタフォゴのオーナーであり、さらにプレミアリーグのクリスタルパレスの共同オーナーでもある。
オーナー変更後初シーズンとなる22-23年は第8節終了時点で4勝1分3敗の6位に位置している。夏の移籍市場では、アーセナルから元フランス代表ラカゼット、バイエルン・ミュンヘンからフランス代表トリッソ、アヤックスからアルゼンチン代表タグリアフィコを獲得するなど大きな補強に動いた。
近年はやや低迷しているが、心機一転かつての輝きを取り戻したいところだ。