ユルゲン・クロップ

2015年10月にリバプールの監督に就任して以来、ユルゲン・クロップはプレミアリーグで大きな成功を収めている。

 

監督就任初戦はトッテナムと0-0の引き分けとなったが、その後、クロップはアウェイでのチェルシー戦で3-1の勝利、マンチェスター・シティ戦で4-1の勝利を収めた。

 

その後チームを強化し続け、リバプールは2019-20シーズン、ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティに18ポイント差をつけてプレミアリーグのタイトルを獲得。2019年にはチャンピオンズリーグ決勝でトッテナムを2-0で破るなど大きな成功を収めた。

 

その他にも、2021年10月にはアウェイでマンチェスター・ユナイテッドに5-0で勝利したり、2018年にはシティ相手に4-3で劇的な勝利を収めるなど、クロップはビッグ6のクラブに対して印象的な結果を残してきた。

 

今回は、リヴァプールの監督としてクロップが残した対ビッグ6クラブの戦績を紹介する。

 

※全コンペティションでの対戦成績となり、PK戦にもつれ込んだ試合は引き分けに分類

 

チェルシー 18試合 6勝4敗8分


直近ではEFLカップの決勝でチェルシーとのPK戦にまでもつれた試合を制したリバプール。チェルシーとは6勝4敗8分と勝ち越している。直近のプレミアリーグでの対戦では2−2の引き分けに終わった。


モウリーニョ、コンテ、サッリ、ランパード、トゥヘルらがチェルシーの監督としてクロップと対戦している。

アーセナル 17試合 9勝1敗7分


クロップの率いるリバプールは1度しかアーセナルに敗れていない。その敗戦は19/20シーズンのアウェイでの試合で、マネのゴールで先制するも、逆転負けを喫している。しかし、この敗戦以外は全て勝利または引き分けとなっており、驚異的な成績と言える。


ヴェンゲル、ウナイ・エメリ、アルテタらがアーセナルの監督としてクロップと対戦している。

マンチェスター・シティ 17試合 7勝4敗6分


現在プレミアリーグの首位を走り、タイトル争いをここ数年繰り広げるマンチェスター・シティとは7勝4敗6分の対戦成績となっている。実際に17/18シーズン以降はこの2チームがプレミアリーグのタイトルを独占しており、今シーズンもこの2チームが優勝争いを繰り広げている。プレミアリーグ以外での対戦は17/18シーズンのCL準々決勝で対戦し、リバプールが準決勝進出を果たしている。


ペジェグリーニ、ペップ・グアルディオラらがマンチェスター・シティの監督としてクロップと対戦している。

トッテナム 15試合 9勝1敗5分


アーセナルと同じくクロップはトッテナムに1敗しか喫していない。その敗戦は17/18シーズンのプレミアリーグでの対戦で、ケイン、デレ・アリ、ソン・フンミンらのゴールで4−1で敗れているが、それ以外の試合では敗れていない。チャンピオンズリーグ決勝での勝利といった印象的な勝利もある。


ポチェッティーノ、モウリーニョ、コンテらがトッテナムの監督としてクロップと対戦している。

マンチェスター・ユナイテッド 15試合 5勝3敗7分


イングランドの伝統ある両チームの対戦はクロップが就任以来リバプールの5勝3敗7分となっている。2013年のファーガソン監督退任以降、複数名の監督が指揮し、ここ数年優勝争いに絡めていないが、クロップのリバプール相手には3勝5敗7分と善戦している。


ファン・ハール、モウリーニョ、スールシャールらが監督としてリバプールと対戦している。

ユルゲン・クロップ 対ビッグ6クラブ 通算成績

 


82試合 36勝13敗33分(勝率43.9%)