リバプール

先日チェルシーとのカラバオ杯決勝で勝利し、プレミアリーグ史上最多となる9度目の優勝を果たしたリバプールは、20-21年シーズンを570万ユーロ(約7億3600万円)の赤字で締めたが、前年度の5470万ユーロ(約70億6300万円)から90%削減という復活劇を見せた。

ただ、赤字額が減っているものの収入も減少しており、19-20年の5億8300万ユーロ(約752億7600万円)に対し、0.6%減となる5億8000万ユーロ(約748億8900万円)となった。収入が減った理由は興行収入の減少によるもの。19-20年は8320万ユーロ(約107億4300万円)だったが、20-21年は約95%減となる350万ユーロ(約4億5200万円)となった。

では、どの部分が赤字削減に影響を与えたのか。それは放映収入だ。テレビ放映による収入は、19-20年シーズンが中断し次年度に持ち越されたため、前年同期の2億4161万ユーロ(約311億9600万円)から3億1640万ユーロ(約408億5300万円)に32%増加している。

営業収入も2億5860万ユーロ(約333億9000万円)から2億5880万ユーロ(約334億1600万円)へと僅かながら増加した。20-21年、クラブはナイキやアマゾン、エクスペディアなど合計13の企業との新規契約を発表した。

20-21年の間、リバプールは、チアゴ・アルカンタラやジョッタなど12人の選手と新戦力として契約を交わしたほか、ファンダイクやアーノルドなど12人の選手と契約延長を実行している。