リバプールは、10月7日のハマスによる攻撃で3人のイスラエル人が死亡したことを追悼する横断幕がマージーサイド・ダービーの前にコップスタンドから撤去されたことに対し、クラブに苦情を申し立てたユダヤ人ファンに謝罪を行った。
横断幕にはファンの顔が描かれ、「In Loving Memory of the Fallen Israeli Reds(亡くなったイスラエルのレッズを悼んで)」と書かれていた。横断幕にイスラエル国旗はなかった。
一方、アンフィールドでは数本のパレスチナ国旗が掲げられ、キックオフ前には「For God’s Sake Save Gaza(神のためにガザを救え)」と書かれた横断幕も広げられた。しかし、試合中には確認されなかった。
プレミアリーグは先週、イスラエル・ガザ紛争の激化を受けて、スタジアム内でのイスラエルとパレスチナの旗の使用を禁止するようクラブに通達した。
同リーグによれば、この決定は安全団体やユダヤ人グループと協議した結果下されたものであるという。
アスレチック紙によると、リバプールはマージーサイド警察からも、ダービーを前に政治的なつながりのある横断幕を制限するよう忠告を受けていたという。
リバプールはサポーターを含む罪のない一般市民が命を落としたこと、そしてイスラエルとガザで進行中の危機によって影響を受けているすべてのコミュニティに思いを寄せているため、土曜日の試合前に数分間の黙祷を捧げ、敬意を表した。