今シーズン開幕から不調を極めるリヴァプール。20試合を終えた時点で勝ち点29の暫定10位。怪我人が続出している上、新戦力もあまり機能しておらず、途方に暮れているという感じだろうか。
プレミアリーグ創設後、リヴァプールの最も低い順位は8位(93/94年、11/12年、15/16年)。いかに異常をきたしているかが分かる。
攻撃面も守備面もあまり上手くいっていないが、今回目を向けるのは守備面。
20試合終了時のチームの失点数は「28」。リーグの中で目立って多いというわけでもないのだが、リヴァプール史を振り返ると非常に多くなっている。近年で失点数が少なかった18/19年(22失点)や21/22年(26失点)をすでに上回っているのだ。
また20試合で28失点ということは、1試合当たり1.4失点という計算になるが、38試合に換算すると53.2点。
実は、プレミアリーグ創設以降リヴァプールの最多失点数は「55」であるため、このペースでいけばそれに迫ることとなる。
ただし、注意しなければならないのは、55失点を喫した92/93年、93/94年は試合数が今より多い42試合だったということ。つまり、もしこのまま53失点でシーズンを終えた場合、38試合制のプレミアリーグでクラブ史上最高の失点数となるのだ。
シーズンもすでに折り返し地点を過ぎているが、ここからの巻き返しは見られるのだろうか。
(By ALLSTARS CLUB編集部)