リーグ1

今週金曜日、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)の取締役会が開かれたが、CVCに加え、シルバーレイク、オークツリー、ヘルマン&フリードマンという3つのアメリカのファンドからパートナーのオファーがあった。

そこでリーグ1がビジネス発展計画のパートナーとして選択したのはCVCだった。LFPは、全会一致で、「14億9500万ユーロ(約1968億6100万円)を支払って、リーグ1を形成する新しい商業利益の13%を取得する」ファンドと独占交渉を開始することを決定した。

なお、ラ・リーガもCVCから増資を受けているがリーグ1の価値は115億ユーロ(約1兆5143億円)で、ラ・リーガの半分ほどの価値とされている。


パンデミック後のリーグ1の目標

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リーグ1の目標は、コロナパンデミックから立ち直れるようになること。故にCVCのようなベンチャーキャピタルの参入について、LFPのVincent Labrune会長は、「選択の余地はない。リーグ1の将来はこれからの1年半にかかっている」と協調している。

この資金投入により、LFPはフランスサッカーをより魅力的なものにし、5〜10年後には収益を2倍、3倍にしたいと考えている。また、PSG、リヨン、マルセイユなどのビッグクラブに有利な、お金の配分の改革をもたらす可能性もある。これらのクラブは現在、リーグ1からの放映権料は全体の10%未満しか受け取っていない。

またリーグ1は欧州5大リーグで初めてリーグ参加チーム数を減らそうとしている。23-24シーズンからは現在の20チームから18チームに減らし、1クラブ当たりが受け取れる分配金を増やすという。

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