リーグアンは欧州5大リーグとしばしば言われるものの、現在では人によって欧州サッカーのトップを欧州4大リーグと定義し、フランスのリーグアンを除外することもある。
実際にポルトガルのプリメイラリーガと同じように、リーグアンで活躍した選手が欧州4大リーグに移籍することが多いだろう。最近で言うとASモナコに所属していたチュアメニやLOSCリールのボットマンなどが挙げられる。
そして現在ではリーグアンと言えば、パリサンジェルマン(PSG)が覇権を握っている。正直なところ一強時代といっても過言ではない。
リーグアンの年俸ランキングを見ても上位がパリで埋め尽くされているのは事実だ。しかしこれは2011年にオーナーが代わってからのこと。1932年に創設されたリーグ・アン(ディヴィジョン・アン)に比べれば、つい最近のことだ。
PSGの最大のライバルであるマルセイユは一位で頭一つ抜けていることがわかる。
それに上位を見てみると古豪と言われるサンテティエンヌやボルドーが目を引くだろう。ボルドーに関しては今シーズンリーグアン最下位で、更に財政難からデイヴィジョン3への降格を命じられている。
同じく古豪のサンテティエンヌはリーグ優勝回数で言うと、パリサンジェルマンと並ぶ最多の10回を誇るが、21-22シーズンで2部降格となってしまった。
ムバッペが所属していたASモナコやリヨン、リールといった名門ももちろん上位に入ってきており、その他川島永嗣が所属しているストラスブールやオナイウ阿道がプレーするトゥールーズもランクインしている。