プレミアリーグのレスターは、2021会計年度の損失を3120万ポンド(約48億6000万円)まで縮小することに成功した。
シーズン途中にコロナウイルスが流行し始めた19-20年シーズンは6000万ポンド(約93億4700万円)の赤字であったことを考えると、48%改善している。
赤字が縮小した要因は収入が増えたことにあると言えるだろう。レスターの同シーズンの収入は、前年度比50.8%増の2億2620万ポンド(約352億4000万円)であった。ただ、赤字であることに変わりはない。
収入増加の主な要因
この収入増加は、20-21シーズンにヨーロッパリーグに出場できたことが影響している。15-16シーズンにプレミアリーグを優勝して以降、コンペティションの出場圏を獲得していなかったレスターだが、19-20シーズンにEL出場権を獲得したことでコロナショックから少し立て直すことができた。
また、テレビ放映権料収入も増加している。20-21年シーズンの収益は前年度に比べ58.7%増となる1億7080万ポンド(約266億円)だった。
さらに、20-21年シーズン、クラブは融資額を6470万ポンド(約100億8000万円)から6920万ポンド(約107億8100万円)へと7%増やすことに成功した。