パリ・サンジェルマンが過去最高の収入で今シーズンを締めくくる。リーグ1王者のPSGは21-22シーズンに7億ユーロの収益を記録し、カタール・スポーツ・インベストメンツが2011年にパリのクラブを買収して以来の記録となった。
しかし、今シーズンのスポーツ面での成績は、投資額に対して決して満足のいくものではなく、全イベントの中で優勝したのはリーグ1だけだった。
フランスのレキップ紙が指摘するように、最も大きな成長要素のひとつは、スポンサーシップ収入が13%増加したことだ。これは主に、GOAT(1シーズン5千万ユーロ)、Crypto.comやフードデリバリー企業のGorillas(各1千万ドル)と契約を結んだことに起因する。
実際、PSGは広告料だけで3億ユーロを得ることができ、新記録を樹立した。今シーズンPSGは上記のスポンサーを含む11のスポンサー契約を結んでいる。
メッシのPSG加入はやはりすごかった
フランスの日刊紙によると、PSGは今シーズン、100万枚以上のユニフォームを販売し、そのうちの約60%にメッシの名前が刻まれているとのことだ。
またメッシの存在は興行収入にも影響している。今シーズンは、パンデミック前の最後のシーズンである19-20シーズンと比較して42%増となった。
今シーズンの唯一の欠点は、テレビ放映権からの収入だろう。これはチャンピオンズリーグのベスト16でレアル・マドリードに敗れたことによるもので、UEFAの賞金がクラブが予想していたものより大きく下回った。
メッシが多面的にクラブに収入をもたらしている分、スポーツ面での成績が残せなかったことによる損失は痛いだろう。