リーグ戦ではダークホースが上位に食い込み、伝統あるクラブが降格寸前ということも多々ある。

そこで生まれるのは「各国リーグでの最多優勝回数を誇るクラブはどこなのか」という疑問だ。前回の記事では欧州リーグのデータを紹介したが、今回はラテンアメリカリーグのデータを紹介する。

関連記事:【2022年最新版】欧州各国リーグ最多優勝クラブは?


1. アルゼンチンリーグ


アルゼンチンリーグの最多優勝クラブは「リーベルプレート」。優勝回数は37回。最大のライバルであるボカジュニオールズは34回の優勝を誇る。その他主要クラブに関しては、ラシンクラブが17回、インデペンディエンテが16回、サンロレンソが15回となっている。

2. ブラジルリーグ


ブラジルリーグの最多優勝クラブは「パルメイラス」。優勝回数は10回だ。ブラジルリーグには強豪が集っており、セリエAやブンデスリーガのように1強にはならない。

パルメイラスに続くのは、サントス(8回)、コリンチャンスとフラメンゴ(共に7回)、サンパウロ(6回)。2021年王者のアトレチコ・ミネイロは2回となっている。

3. チリリーグ


チリリーグの最多優勝クラブは「コロコロ」。優勝回数は32回。最大のライバルであるウニベルシダ・デ・チレは18回(2位)となっており、大きく差をつけている。

2021年シーズンのコロコロは、ウニベルシダ・カトリカと熾烈な優勝争いを繰り広げた。残り2試合で勝ち点が並び、得失点差が1ポイント差という状況だったが、最終的にウニベルシダ・カトリカが勝ち点差6で優勝を果たした。

4. メキシコリーグ


メキシコリーグの最多優勝クラブは「クラブ・アメリカ」。優勝回数は13回。クラブ・アメリカに続くのは、グアダラハラ(12回)、デポルティーボ・トルーカ(10回)、前回王者のクルス・アスル(9回)となっている。本田圭佑選手がかつて在籍していたパチューカは6回の優勝を誇る。

21-22年は、アトラスとパチューカがプレーオフの決勝まで進んでおり、2戦合計で勝った方がリーグ王者となる。

5. MLS


MLSの最多優勝クラブは「ロサンゼルス・ギャラクシー」。MLSカップ優勝回数は5回。同クラブには、イブラヒモビッチやジェラード、ベッカム、ナイジェル・デ・ヨング、チチャリート、ドス・サントス兄弟など錚々たるメンバーが在籍していた。2021年はニューヨーク・シティが初の優勝を飾った。

関連記事:マンチェスターCの歴史とシティ・フットボール・グループ