グラハム・ポッターが解任され、ランパードが暫定監督に就任したチェルシー。ランパードにとっては今回の監督就任でチェルシーを率いるのは2回目となる。
前回チェルシーを率いた際、初年度はリーグ戦4位の成績を残したものの、2シーズン目の途中で成績不振により解任。その後エバートンの監督を務めたが、今年の1月に解任されていた。
2021年1月以来のチェルシー帰還となり、2021年の解任時に所属していた選手たちと再び仕事をすることになる。チェルシーでランパードの指導を受けた選手たちはどのようなコメントを残していたのだろうか。ランパードの指導を受け、現在もチェルシーに所属する一部選手たちのランパードに対する当時のコメントを紹介する。
マテオ・コバチッチ
「クラブがランパードを新しい監督として発表したとき、どうなるか想像できなかった。私はサッリが監督の時にチェルシーに来ていたので。」
「しかし、ランパードは並外れた監督であると言わざるを得ない。彼は選手としての性格をコーチとしての人格に保ち、私たち全員に刺激を与えてきた。」
「トレーニングは常にチャレンジングで、昨シーズンとは違う。それが、トレーニングのコンセプトをかなり単調にしたサッリとランパードの大きな違いだろう。昨シーズンは戦術的な準備に焦点を当てた、似たようなトレーニングがたくさんあった。」
「フランクには明るい未来が待っていると信じているし、十分な時間があれば、チェルシーをもっと多くの成功に導いてくれるだろう」
しかし、2021年1月にトーマス・トゥヘルがランパードの後を継いだ後、コバチッチはチームが改善されたことを認めていた。彼は「ここ3試合でかなり改善されたと思うが、さらに良くなり、さらに自信を持つことができると思う」と語っていた。
メイソン・マウント
クラブのレジェンドであるランパードに対し、マウントは「毎日、彼と話し、いろいろなことを学ぼうとしている。特に、トレーニングの後は、フィニッシュの練習をしている。彼以上に学ぶべき人物はいない」と2020年のインタビューで話していた。
チアゴ・シウバ
2021年の1月にランパードが解任され、トゥヘルが就任した際にこう話している。
「私は2人と本当に良い関係で、仲良くやっている。フランクと過ごした6カ月間は素晴らしかった。そして、トゥヘルとはPSGで信じられないような2年間を過ごし、チャンピオンズリーグで決勝に進出することもできた。」
チアゴ・シウバにとって、過去に指導を受けた人物が次期監督に決定した経験が当時は初めて(PSG時代にトゥヘルの下でプレーしている)。ランパード解任は悲しかったが、トゥヘルの監督就任は嬉しかったため複雑な感情になったという。
(By ALLSTARS CLUB編集部)