カディスCF

カディスCFは、CVCによる「ラ・リーガ・インプルソ」からの資金の大部分を新しい練習施設の建設に投資する予定だ。詳細は来週月曜日に公開される予定だが、すでに練習施設のほか、スポーツ大学や国際アカデミーが建設されることが発表されている。

カディスが予定しているこの複合施設は、スポーツの枠組みを超えてこの地域にテクノロジービジネスの飛び地、イベントセンター、デジタル都市を作るために使用される予定で、市議会の承認も得ている。

このように、カディスCFは、地域のビジネス基盤を強化し、カディス湾を南スペインの技術・スポーツの中心地にするための雇用創出を促したいと考えている。

別件で同クラブは本拠地の「ヌエボ・ミランディージャ」の所有権を獲得にも動いている。クラブは既にカディス市議会と協議を開始し、施設取得のための改修工事にも着手した。一方で新スタジアムの建設に関しては断念している。


米国資本体制に入ったカディス

カディス

2021年末、クラブはアメリカ資本体制に入った。北京(中国)に拠点を置くグローバルファンドMSA Capitalのマネージングパートナーである実業家・投資家のベン・ハーバーグ氏がチームの株主となった。

同氏は、取締役会のオブザーバーとして参加し、クラブの国際化計画の策定にそのノウハウを提供している。


インドにスクール開校でクラブの国際化を推進

カディス

カディスは、東南アジアでのパートナーシップにより、国際化戦略を強化している。同クラブは、選手やコーチへの技術指導やサッカーの世界に関連するその他の活動を展開するサッカープログラムの運営を通じて、インドにおける「LaLiga Football Schools」プロジェクトに参加することを発表した。

カディスCFは2018年に、インド国内の若手サッカー選手がスペインのコーチからトレーニングを受けるためのスカウティングプロジェクトを開始。インドサッカー連盟(Aiif)と提携し、学生に体験的なトレーニング機会を提供する「AIFF Mastersプログラム」を行なっているが、インドでの取り組みはこれが初めてではない。

世界中のサッカー教育を推進するために創設した「LaLiga Grassroots」の傘下で、2018年にインドで「LaLiga Football Schools」がスタートし、インドでは17,000人以上の学生が参加している。このプログラムは、UEFAプロライセンスを持つスペイン人コーチが運営し、9歳から15歳の子どもが対象となっている。

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