ビジャレアルCF、21世紀の大プロジェクトを発表。同クラブは、約3500万ユーロを投じて本拠地の「エスタディオ・デ・ラ・セラミカ」を改装し、来シーズン後半に画期的な新機能を導入する予定だ。
2023年は、クラブにとって100周年を迎える特別な年になる。そんな節目となる年に同クラブは来週の頭からスタジアムに増設工事が入る。この工事により「すべてのスタンドが屋根付きとなり、更には近代的で最先端なスタジアムになるだろう」と発表している。
しかし、観客収容人数は22,000人のままだ。 その理由は、ビジャレアルは、「この地域に住むサポーターに牧歌的な体験と最高の快適さを提供するため」と伝えており、選手が入場してくるメインスタンドの「プレフェレンシア」では広々としたスペースを確保している。
このプロジェクトは、アスレティック・ビルバオのスタジアム「ヌエボ・サン・マメス」を設計したバスクの建築事務所「IDOM」が主導し、地元企業「アルビベン」が建設するもので、2つの新しいビデオスコアボード、最新の音響技術と照明、スカイカム(空中カメラ)の設置も含まれている。
自家消費、展示場、レストラン、現代的なスタジアムにするために
またスタジアムの自家消費のために屋根に太陽光発電パネルを設置することや「ラ・セラミカ」の全席も改修する予定だ。また、クラブの新しい展示スペースや、最近オープンした試合を見ながら食事ができる「エル・セラミスタ」に加えて、レストランエリア「エントレリネアス・レストラン」の全面改装など、新しいレジャーエリアの創出と新しいビジネスチャンスの拡大が期待されている。
クラブの目標は、来シーズンの12月29日から31日にかけて開催される年内最後のマッチデー、第15節に、改装されたスタジアムをオープンできるようにすることである。その前に、カタールワールドカップのためのリーグ中断期間(11月、12月)があるため、作業を加速させることができる見通しだ。