ラ・リーガの各クラブは、コロナウィルスの危機にも直面していたのにもかかわらず、スポンサーシップの売上高は過去最高を記録した。6月30日に終了した2020-2021シーズン、ラ・リーガを構成する42クラブのスポンサー収入は5億8300万ユーロで、前シーズンと比べて2.7%増加している。
2020-2021年の経済・財務報告書によると、この分野のビジネスは過去6シーズンで徐々に増加し、2015-2016年末の4億3570万ユーロから前回のシーズン末に記録した数字まで上昇している。実はレアル・マドリードが売上の半分ほど占めており、スポンサーシップおよびライセンスビジネスの収入は2億7840万ユーロに達している。
それ以外の項目は減少傾向に
マッチデー、放映権、シーズンチケット、国内・国際大会からの収入など、その他の項目は減少傾向にある。
この中でもシーズンチケットに関しては2019-2020シーズンの2億7000万ユーロから昨シーズンはわずか3830万ユーロとなり、スタジアムの入場制限などが目立った。
マッチデー収入に関しては前年同期比52.7%減の3億8400万ユーロ、放映権収入は3.1%減で16億8800万ユーロを記録した。
コンペティションからの売上は、スペイン国内のコンペティションで85%、欧州主要大会においては8%減少した。
ラ・リーガのクラブ合計の売上高(20-21シーズン)は38億1800万ユーロで、50億2900万ユーロだった前シーズンに比べ24.1%減少している。