レアルマドリー

レアル・マドリーはクラブ史上最長となる19年間、アウディとのスポンサー関係が続いていたが、同クラブは来シーズンからBMWとスポンサー契約を結ぶことになったと『Marca』紙が伝えている。経済的な詳細や契約期間などはまだ明らかになっていない。

このドイツの会社は、商業ポートフォリオの2番目の層に配置されることになる。前任者のアウディもクラブにとって同じ立ち位置だったが、サッカークラブとの契約を希釈し、株式を8%保有しているバイエルン・ミュンヘンに焦点を当てる目的でマドリーとは契約を更新しないことを発表している。

また、マドリーは、BMWとの契約により、クラブが引き続き商業・マーケティング事業を強化することができると確信しており、この2021-2022年には2%増の3億2486万ユーロになると予想している。

マドリードの商業ポートフォリオは、マドリーのユニフォームで見慣れているだろうアディダスとエミレーツが中心となっている。どちらも22-23シーズン中に更新される予定だ。ユニフォームの前面に描かれている航空会社との契約は年間7000万ユーロ、アディダスとの契約はおよそ1億ユーロ。

ところでマドリーは20-21シーズンに独占スポンサーシップ契約の恩恵、投資会社の影響で2億7848万ユーロの収益を上げることに成功している。

しかし投資会社「プロビデンス」はこのシーズン、クラブへ5000万ユーロを資金注入し、投資額を2億5000万ユーロまで引き上げる代わりに、新たなスポンサーが生み出す利益を2026年から2027年まで継続的に得るようにしている。

つまり今回のBMWとのスポンサー契約によって得られる利益も一部はプロビデンスに渡すことになる。