レアル・ベティスは、海外で若い才能を育成するためのアカデミーを設立し、国際的に成長することを目指している。実際、現在スペイン国外に14のスポーツ・プロジェクトを展開しており、ジンバブエやイラン、メキシコ、アルジェリア、アリゾナ、ジョージアにセンターを持つ。また、最近は中米のエルサルバドルでも新しいアカデミーを開設した。
「これらの国際的なプロジェクトは、シーズン中にクラブの会計に重要な経済的影響を与えます。現在は、世界中で1087人の子どもたちが参加しています」とクラブは声明で説明したが、アカデミーが生み出した収入の額は明らかにしなかった。
また、昨年の4月には、イギリスの首都でサッカーキャンプを展開するスポーツプロジェクト「ベティス・キャンプ・ロンドン」を立ち上げた。さらに、クラブは今シーズンから「ベティス・アカデミー・オンツアー」プロジェクトを開始しており、このプロジェクトを通じてアイスランドでベティス・キャンプを展開。今後もノルウェー、フィリピン、ドバイで活動を継続する予定だという。
一方、各国の選手には、ベティスの施設を見学するプログラムも用意されており、シーズンを通して、9人の日本人選手がこのプロジェクトに参加している。
レアル・ベティスが今シーズンから開始したもう一つのプログラムは、指導者向けのトレーニングプログラムで、世界各国の指導者にクラブのメソッドに基づいた技術的なトレーニングを提供する。このプロジェクトの一環として、9人のイラク人コーチが、レアル・ベティスのコーチによる理論的・実践的なトレーニングを受けた。
スペイン国内規模では、10年前に設立され、毎シーズン130人の選手が通うベティススクールもアカデミープロジェクトに含まれている。長年にわたり、クラブはセビリア、コルドバ、ウエルバなど他の自治体にもアカデミーを作り、約500人の選手が在籍している。