ラ・リーガ所属のクラブは、昨シーズン、チケット収入の減少と降格支援の消滅により、680万ユーロ(約8.84億円)の赤字に陥った。今シーズンに向けては売上高1,200万ユーロ(約15.6億円)、損失520万ユーロ(約6.76億円)を見込んでいる。


ジローナFCは、株主の増資により、コロナ前よりも財務的に余裕を持つことができるだろう。コロナの影響を受けたここ3シーズンは、総額1,200万ユーロ(約15.6億円)の損失で終わる見込みだ。2019-2020年シーズンに34,080ユーロ(約443万円)の赤字を出し、2020-2021年シーズンには680万ユーロ(約8.84億円)と、City Football Groupが経営権を握って以来最大の赤字幅を計上することになった。ただ今シーズンの赤字は520万ユーロ(約6.76億円)に縮小される予定である。

「すでに予定されていた損失であり、今回の増資で補填される」とカタルーニャ州のクラブは説明した。5月に発表された2,000万ユーロ(約26億円)の増資は、大株主であるCity Football Group、マルセロ・クラウレ、ペレ・グアルディオラが新シーズン開幕時に負担した。このオペレーションは、399万ユーロ(約5.2億円)の増資と1,599万ユーロ(約20.8億円)の増資の2回に分けて行われた。

ジローナは、昨シーズンの赤字をコロナの影響による収入減で正当化した。クラブの収入は2019-2020年シーズンに比べて55%減の1,150万ユーロ(約15億円)となったが、経営陣はこの減少について、ホームスタジアムのモンティリヴィを閉鎖したこと、そして何よりも2020-2021年シーズンに入った1,040万ユーロ(約13.5億円)の降格援助がなくなったことが原因だとしている。

選手の移籍によるキャピタルゲインのおかげで、損失は当初予想より14%少なく、110万ユーロ(約1.43億円)の予算が改善されたと指摘している。クラブを去った選手の中には、ブヌ(セビージャFC)、チョコ・ロサノ(カディスCF)、ボルハ・ガルシア(SDウエスカ)などが挙げられる。