ラ・リーガ

2022年12月、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長がいくつかの決定事項を発表したのだが、その中にクラブワールドカップの規模拡大が含まれていた。

2023年2月に開幕するクラブワールドカップでは出場チーム数は「7」となっているが、2025年6月以降に開催される大会では「32チーム」が出場する。

また、これまでは毎年各大陸の大会を制したチームのみが集まっていたが、2025年からの新フォーマットでは、ワールドカップの前年に行われることになった。「毎年」から「4年に一度」に変更されるのだ。

サッカーファンにとっては新たな楽しみが増えるが、選手にとってはかなり負担が大きくなる。特にビッグクラブに所属するトップ選手たちは2年連続でイレギュラーなシーズンを過ごさなければならない。

この点に関して、ラ・リーガが新たなクラブワールドカップ案を覆すべくFIFAを糾弾することになると『AS』が報じている。すでにスポーツ仲裁裁判所(CAS)にも訴状が提出されているという。

ラ・リーガは、「FIFAは、プロサッカー界の全関係者に与える本当の影響を知らずに、一部の人のことだけを考えているようです。プロサッカー界には多くのプロリーグがあり、何千ものクラブや選手が存在するにも関わらず、一部のクラブや選手のことだけを考えているのです」と述べている。

このように、FIFAと各連盟には大きなギャップがあるようにみえるが、果たして今後どのような動きを見せるのだろうか。