ラ・リーガ

経済専門通信社のBloombergによると、ゴールドマン・サックスは、CVCのラ・リーガ入札を支援するため、8億9000万ドル相当の債券を発行するという。

この取引は、ウクライナ戦争の影響で債券市場が非常に不透明な時期に行われたが、今回の注入によりCVCはスペインリーグの各クラブに19億9400万ユーロの資本を注入することができるようになる予定。

ゴールドマン・サックスの社債発行には、ドイツ銀行やクレディ・スイスといった金融機関が参加している。

2021年の時点でスペインの各クラブへの投資において、ゴールドマン・サックスがCVCのアドバイザーおよびファイナンスを担当することが合意に至っていた。その際、ゴールドマン・サックスが管理する10億ユーロのシンジケートローンと、現金による出資で支援することになっていたという。

ラ・リーガがCVCとの契約で求めていることは、プレミアリーグのビッグクラブなどに遅れをとっているクラブの施設を近代化することである。その多くは、ユースアカデミーに資金を配分し、ピッチの整備などに使われる。

各クラブは、CVCからの資金の70%をインフラ整備に充てることができ、残りの30%は負債の借り換え(15%)とサラリーキャップの引き上げ(15%)に均等に配分することになる。