スペインサッカー協会は、1部および2部リーグの選手を対象に、プロのトレーニングやサッカー引退後のキャリア形成を保証する「グローバル・プレーヤーズ・プログラム」を発表した。


ハビエル・テバス氏が会長を務めるラ・リーガは、リーガ・サンタンデール(1部)とリーガ・スマートバンク(2部)の選手を対象に、25名の枠を設けた「グローバル・プレーヤーズ・プログラム」の第1回目を発表した。選手たちの文武両道を目指し、将来を支援する。

このプログラムは、プロサッカーの役員会が設立した教育部門「ラ・リーガビジネススクール」の一部で、経営学修士など様々な修士号取得を目指す。サッカー選手だけを対象としたプログラムは今回が初めて。グローバル・プレーヤーズ・プログラムは、2つのオンラインパートで構成され、1つは同プログラムを発案したOxygen社が指導し、もう1つはラ・リーガの施設で行われる。オンライン形式で提供される第1フェーズは、2022年2月に開始予定で、個人の成長に焦点を当てながら指導を行う。

ハビエル・テバス会長は、このようなプロジェクトの推進が必要であると強調している。リーガ・エスパニョーラには監督などを対象としたプログラムはあるものの、サッカー選手を対象としたプログラムはなかった。「選手の育成に直接関わることが必要だ」とテバス氏は付け加えた。

ラ・リーガのエグゼクティブ・ジェネラル・ディレクターであるオスカル・マヨ氏は、プロのアスリートを育成する必要性を主張し、これを毎年実施すべきだとしている。実際、このプログラムはサッカー選手の間でも好評だ。また、ラ・リーガの競技部門ディレクターであるルイス・ヒル氏は、「サッカーの場合、選手生命が短い。サッカー業界には選手としてだけではなく様々な形で関われるという事実も伝えていく必要がある」と強調した。