現地15日にカンプノウで会見を開いた元アルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロが現役引退を表明した。自身のSNSでもスペイン語と英語で思いを語っている。ALLSTARS CLUBスタッフが日本語に翻訳したものを読者の皆さんに届けたいと思う。

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可能な限り再びピッチに立とうとはしましたが、最終テストの結果、医師からプロサッカー選手を引退するように言われました。医師からの言葉が私の決断を後押ししました。このような状況での引退は辛いですが、命が第一だと考えており、それは最初から私にとっては明確でした。

サッカーから学んだことは多くあります。その一つは敗北を勝利に変えることができるということです。今回も同じです。確かに苦しいです。でも悲劇ではありません。悲劇とは別のことです。体調不良がなければプレーできたであろうこの先の時間のことを考えるのではなく、実際プレーできた素晴らしい18年間の思い出を大切にしたいと思います。

自分が歩んできた素晴らしいキャリアと、何よりも情熱を込め、献身的にプレーしてきたことを誇りに思っています。子供の頃からプレーしてきたチームであるインデペンディエンテを始め、アトレティコ・マドリード、マンチェスター・シティ、バルセロナ、そして私の愛するアルゼンチン代表、この全てのチームで受けた待遇と愛情は私にとって宝物です。良い時も悪い時も、いつも私を強くしてくれたファンの皆さんに感謝します。

最高の形でキャリアを積ませてくれたトレーナーやチームメイト、コーチ、メディカルスタッフ、フロントの皆さんに感謝します。特に、いつも私のそばにいてくれた家族や友人に感謝したいです。そして、14歳のときから変わらず、素晴らしいプロ意識と誠実さで私に付き添ってくれたエージェントたちにも感謝の気持ちでいっぱいです。

もちろんタイトルを獲得することも大切ですが、同僚からのリスペクトとサッカー界からの愛を勝ち得たことが、私にとって一番の「勝利」です。このことは、変わることなく私の心に刻まれ、これからの人生に大きな力を与えてくれることでしょう。

人生は続き、先はまだまだ長いです。今までとは違う新しい環境にはなりますが、今まで通り、常にポジティブに、熱意と喜びを持って新しいチャレンジをしたいと思います。

皆さんのことが大好きです。

セルヒオ・アグエロ
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