カップ戦(対バルセロナ)、リーグ戦(対レアル・マドリー)と2試合連続で強豪を相手にした久保建英擁するレアル・ソシエダ。
今回行われたレアル・マドリー戦では、久保建英はフル出場。味方との連携で惜しい場面も見られたが、最後を決め切ることができず。ただ、チームは幾度となく訪れるピンチを何とか凌ぎ、一つ上の順位であるレアル・マドリーとのベルナベウでの試合で勝ち点1を獲得した。
試合後には、自身の立ち位置や試合について冷静に振り返った。久保のインタビューを担当したレポーターは、久保の冷静さを褒め称えた。
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— Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) January 29, 2023
レ:ソシエダはマドリー相手に全てを尽くしたように見えました。実際チャンスはマドリーの方が多かったですが、ゴールには至りませんでした。
久保:多くの選手が下がって上手く守備ができました。僕たちは良い試合運びが出来ていると思います。水曜日の試合(対バルセロナ)では退場による数的不利が響きましたが、今日の試合のように11対11の状況であればどの相手でも戦えるということを示せました。
レ:難しい状況(スタジアムや対戦相手)でも最適な解決策を生み出せるソシエダの成功の秘訣はなんでしょうか。
久保:いつも強い気持ちでピッチに立っています。今僕たちは失うものがありませんし、マドリーとバルサとは点数は少し離れていますが、4位以降のチームとは少し差を付けています。これ以上の結果を求めることはできないと思います。
雰囲気良く、しっかりトレーニングを行い、数名怪我で離脱している中でも試合に挑めています。雰囲気が一番大切だと思います。
レ:久保選手自身としては、ほとんど完璧な試合だったと言えるのではないでしょうか。
久保:ゴールが足りませんでした。ゴール前ではもっと落ち着かなければなりません。トップクラスの選手になるには、もっとゴールやアシストに繋げる必要がありますし、今日の試合でチームメイトが僕に与えてくれたチャンスを生かしきらなければなりませんでした。
レ:試合直後にカメラの前で、プレー中に落ち着いて成熟したプレーをしなければいけないと反省することは、とても素晴らしいことだと思います。レアル・ソシエダでは久保選手のように、上達熱心な選手を色々な面でサポートする組織があります。久保選手はどのような形でその上達に取り組んでいるのでしょうか?
久保:それはチャンスの繰り返しだと自分は思います。このチームでは1試合に3、4回チャンスがあるのが普通で、その繰り返しで自分はこのチームにとって重要な存在なんだということを認識してきて、チャンスの前での落ち着きが身についてくると思います。大切なのは何度も繰り返すことです。このチームはボールを保持することが多いので、僕にもチャンスが回ってきます。足りていないのはチャンスをゴールに変えることです。