記憶に残っているサッカーファンも多いことだろう。カタールワールドカップ決勝、アルゼンチン対フランスの122分、後ろからのボールを受けたコロ・ムアニがシュートするも、ディブ・マルティネスがビッグセーブを見せたシーンだ。
決めれば優勝というシュートを放ったコロ・ムアニは『+Foot』でのインタビューにて、その場面を振り返った。
「ビデオを見ていると、キリアンが僕の左側にいて、彼にパスできたんじゃないかと思うかもしれない。でも、あの瞬間はすべてが速すぎた。ボールが落ちてきて、”ワン、ツー、シュート “となるんだ」と回想した。
そして、「いつまでも悲しい、泣いている、とは言いたくない。僕は失敗したし、それは取り返しがつかないことだ。でも、この運命に陥ってしまったら、何もいいことはない。だから立ち上がって、次はネットの裏に入れるんだと自分に言い聞かせる」と常に前を向いていることを強調した。
このシュートを決められなかったフランスは、PK戦の末破れ、準優勝に終わった。コロ・ムアニ自身はPKでネットを揺らしたが、2連覇とはならなかった。
(By ALLSTARS CLUB編集部)