KÍクラクスヴィーク

欧州のビッグクラブはプレシーズンが始まったばかりの中、実は23/24チャンピオンズリーグは既に予選ラウンドが繰り広げられている。

フットボールは予想もできない物語が生まれるスポーツ、それがフットボール。そう、KÍクラクスヴィークというチームが、ハンガリーの強豪フェレンツヴァーロシュを0-3のスコアで撃破し、次のラウンドへ進出した。

おそらく、KÍクラクスヴィークというクラブのことを聞いたことがないであろう。実際、ALLSTARS CLUBのライターである私も聞いたことがないクラブ名だ。少し調べると、これはフェロー諸島の遠隔地、クラクスヴィークに本拠を置くチームだそうだ。ホームスタジアムはわずか3,000人しか収容できず、町の人口は5,000人程度だそうだ。

KÍクラクスヴィークは1904年に創設され、これまでに20回も国内リーグを制覇してきた。初めてのチャンピオンズリーグ出場は1992年で、予選でスコント・リガに6-1で敗れ、敗退。

チームメンバーは主に国内出身者で構成されており、さらにノルウェー、スウェーデン、デンマーク、セルビアやガーナからも一部の選手が加わっている。監督のマグネ・ホセスはノルウェー代表として20試合以上に出場した経験をもっている。

KÍクラクスヴィークは次のラウンドの対戦相手を待っている。抽選は来週月曜日、現地12:00に行われる予定。次のラウンドからはガラタサライ、ディナモ・ザグレブ、そしてコペンハーゲンなど、強豪クラブが参戦する。果たしてKÍクラクスヴィークは次のラウンドも勝ち進むことができるのか、注目したいところだ。

(By ALLSTARS CLUB編集部)