チェルシーはこの夏、DFラインを支えた選手達の退団が目立った。

2017年にローマから加入したリュディガーはチェルシーでトップレベルのCBに成長。そのスピードとフィジカルを生かした守備力で中心選手としてCL優勝に大きく貢献し、この夏、フリーでのマドリーへの移籍が決定した。

また、チェルシーの下部組織からボルシアMGへのレンタル期間を経てトップチームに定着したクリステンセンもこの夏、バルセロナへの移籍が決まっている。

さらに、長年チームを支えたアスピリクエタも退団の噂もある。

リュディガーは昨シーズン、リーグ戦37試合に出場、クリステンセンは怪我での欠場などもあったが19試合に出場した。

チェルシーはこの夏の移籍市場で、ユヴェントスのマタイス・デ・リフトやセビージャのジュール・クンデなど、チームの穴を埋めるべく多くのセンターバックの獲得に動いてきた。

そして昨日、チェルシーはナポリからカリドゥ・クリバリの獲得を発表した。

クリバリにとってはこれまで何度もビッグクラブへの移籍の噂があったが、ついに実現した形となる。

 

2014年にドイツのヘンクからナポリに1000万ユーロで加入したクリバリは持ち前のフィジカルとスピードを武器にセリエAで200試合以上に出場し、ベストイレブンに選出されるなど大きな功績を残した。

 

チェルシーへは3800万ユーロ+ボーナスで合計4000万ユーロでの移籍となる。移籍元となるナポリは史上4番目、およそ3000万でキャピタルゲインとなる。(イグアイン、カバーニ、ジョルジーニョに次ぐ)

 

31歳で初めてのプレミアリーグ、更には刷新されたDFラインを支えることになるだろうが、タフなプレミアリーグで彼がどのような活躍を見せるのか注目が集まる。

 

今回はそのクリバリの昨シーズンのセリエAでのスタッツと昨シーズンチェルシーでプレーしたDFラインの選手たち(チアゴ・シウバ、クリステンセン、リュディガー、チャロバー、サールら)のプレミアリーグにおけるスタッツを比較する

90分あたりのタックル成功数(成功率)

チャロバー – 2.5 (86.2%)

サール – 2.3 (74.2%)

クリバリ – 1.5 (78.9%)

リュディガー – 1.4 (74.2%)

チアゴ・シウバ – 1.1 (73.3%)

クリステンセン – 0.8 (80%)

90分あたりの空中戦勝利数(勝率)

クリステンセン– 2.9 (54.7%)

サール – 2.1 (63.6%)

チャロバー – 2.0 (52.6%)

チアゴ・シウバ – 1.9 (63.3%)

クリバリ – 1.8 (54.5%)

リュディガー– 1.7 (73.9%)

90あたりのインターセプション数

サール – 1.8

クリステンセン – 1.7

チアゴ・シウバ– 1.5

チャロバー – 1.2

クリバリ– 1.1

リュディガー – 0.8

90分あたりのファウル回数

サール– 1.3

チャロバー – 1.2

クリバリ– 1.0

リュディガー– 1.0

クリステンセン– 0.7

チアゴ・シウバ– 0.4

90分あたりのクリア回数

チアゴ・シウバ– 3.2

サール– 3.1

クリバリ– 3.1

クリステンセン – 3.1

リュディガー– 2.6

チャロバー – 2.6

パス成功率

チアゴ・シウバ– 92.8%

チャロバー – 90.6%

クリステンセン – 90%

サール– 88.2%

リュディガー – 88.1%

クリバリ – 86.9%

90分あたりのパス本数

チアゴ・シウバ – 89

クリステンセン– 79.5

チャロバー – 78.8

サール – 77

リュディガー– 74

クリバリ – 61.4

ゴール数

クリバリ– 3

リュディガー– 3

チアゴ・シウバ – 3

チャロバー – 3

サール– 0

クリステンセン – 0