FFPの違反としてUEFAから罰則を科されようとしているユベントスだが、21-22シーズンには近年のクラブ史上最大の損失を計上することになる。
ユベントスのオーナーでもある持ち株会社のExorで行われた年次会計報告では、昨年の上半期(7月~12月)までの期間で1億1900万ユーロ、そして下半期(1月~6月)で1億3200万ユーロの赤字を出した。結果として昨年度で2億5000万ユーロの赤字を計上している。
2シーズン前の20-21シーズンでも2億988万ユーロの損失を出しており、17-18シーズンからの累計損失額で言うと5億ユーロを超えている。
これらの損失は21年に4億ユーロの資金注入で相殺された。このうちの2億5520万ユーロは株式比率が下がるのを避けるためアニェッリ家が負担する。残りはゴールドマンサックス、JPモーガン、メディオバンカ、ユニクレジットといった機関による投資だった。