フリアン・アラウホ

日本時間の今夜19時30分、東京の国立競技場でヴィッセル神戸対FCバルセロナの親善試合が行われる。両クラブのレジェンドであるアンドレス・イニエスタはヴィッセル神戸の退団を発表し、最終試合は7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦となるが、本人も退団発表の記者会見でバルセロナとの試合は特別な出来事になるとコメントを残している。

そんな全世界がイニエスタに注目している中、バルサで出場機会を多く得られていない選手にとっては大きなチャンスでもある。21歳の右サイドバック、フリアン・アラウホは、冬の移籍市場でバルセロナに加入し、背番号2を背負って初めてバルサのユニフォームを着る機会を得ることになる。

メキシコ系アメリカ人(メキシコ代表を選択)のフリアン・アラウホは、MLSのLAギャラクシーから冬の移籍市場で加入したが、申請書類の提出が期限を過ぎていたため、メンバー登録することができず、未だにバルサファンの間ではあまり名前が知られていない。

経済的に苦しく、来シーズンに向けてメッシの獲得を最優先としているバルサには右サイドバックが不足しているため(今シーズン右SBを務めたクンデは元々CB、セルジ・ロベルトも元々はミッドフィルダー)、フリアン・アラウホにとっては最大のチャンスが訪れているのかもしれない。

既にメキシコ代表にも呼ばれており、MLSのオールスターにも選出されたフリアン・アラウホ。今度はバルサでも通用するという活躍ぶりを証明しなくてはならない。今夜の試合に注目だ。

(By ALLSTARS CLUB編集部)