ジョン・ウリアルテ会長は、アスレティック・ビルバオの21-22年の決算は1060万ユーロの赤字で、今シーズンはその赤字を590万に半減させる見込みであると発表した。
同会長は、総会に出席した700人以上の代議員のうち最新の決算に関する投票では79%、新年度予算に関する投票では75%の支持を獲得した。
「この4ヶ月は、なかなか計画を実行に移せなかったが、6月に受けたソシオからの支持は、今のところ維持されている。クラブをより深く知ることができた今、私たちは説明責任を果たし、取り組みをスタートさせます。就任半年後となる12月には、我々のパフォーマンスを評価するための材料がもっとたくさん出てきます」とソシオに約束した。
クラブはコロナウイルスの影響で、4980万ユーロの損失が出た。そしてそれを19-20年に870万ユーロ、20-21年にさらに3770万ユーロ、21-22年にさらに350万ユーロに分割したのだが、会費を1%しか上げないなど、会員の懐に過剰に手を入れようとはしなかった。
もし、パンデミック前のケパ(チェルシー、8000万ユーロ)やラポルテ(マンチェスターC、6500万ユーロ)の売却による高額の余剰金で作った引当金を使わなければ、クラブの赤字額はさらに大きくなっていただろう。18-19年の1億2260万ユーロから、昨年度末は6090万ユーロになり、さらに22-23年には2700万ユーロが使われる予定だそう。
この引当金で、年平均2000万ユーロを消費しており、まだ同じペースであと3年は使い続けることができる。収入は、21-22年に24%増の1億1540万ユーロとなり、大会収入、年間シート収入、放映収入、商業収入、移籍収入によって再び1億ユーロを超えた。