ジェズス

アーセナルとトッテナムはともに今夏、ブラジル人フォワードを獲得して戦力補強を図った。アーセナルはジェズス、トッテナムはリシャルリソンだ。

リシャルリソンは母国ブラジルのアメリカ・ミネイロとフルミネンセでプレーし、2017年夏にワトフォードへの移籍と共にイングランドへ渡った。

彼は2017-18年のプレミアリーグで38試合すべてに出場し、その後、マルコ・シルバ監督とともにエヴァートンへ移籍した。

現在25歳のリシャルリソンはマージーサイドでの最初の2シーズンでチーム得点王に輝き、2021-22年にはトフィーズの選手の中で唯一2桁得点を達成。

グディソンパークでの彼のパフォーマンスは、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナル、トッテナムからの関心を集めたが、彼はトッテナムへの加入を決めた。

元アーセナルMFジャック・ウィルシャーは、リシャルリソンのスパーズ移籍について聞かれた際、イギリスのスポーツラジオ『talkSPORT』にて「彼は間違いなくチームを向上させると思う…彼は彼らに何か違うものを与える」と答えた。

一方、アーセナルに加入したジェズスはパルメイラスのアカデミーを経て、2017年1月に2700万ポンドでマンチェスター・シティへの移籍を果たした。

シティでは全コンペティションで200試合以上に出場し、プレミアリーグ優勝4回、EFLカップ優勝3回、FAカップ優勝1回に貢献したストライカーだ。

トッテナムやチェルシーへの移籍も噂されたが、4500万ポンドでアーセナルに加入することが決定した。

プレミアリーグにおける両者の総合的なスタッツ比較

スタッツが示すように、ジェズスはより少ない出場でより多くのゴールとアシストを記録している。グアルディオラ監督のもとでウイングとしてプレーしていたジェズスは、アーセナルでチームのメインストライカーとなる機会を心待ちにしていることだろう。

一方リシャルリソンはプレー時間は多かったもののプレミアリーグで下位に沈むことが多いチームでプレーしてきた。トッテナムではより良い選手たちと一緒にプレーすることができ、結果を残すことができるかもしれない。

リシャルリソン

試合数:173

先発出場:161

サブ出場:12

ゴール数:48

アシスト:16

PK:4

1ゴールあたりの所要時間:292.02分

PK以外のゴールあたりの所要時間:318.5分

1ゴールまたは1アシストあたりの所要時間:219.01分

ジェズス

試合数:159

先発出場:99

サブ出場:60

ゴール数:58

アシスト:29

PK:3

1ゴールあたりの所要時間:160.5分

PK以外のゴールあたりの所要時間:169.3分

1ゴールまたは1アシストあたりの所要時間:107.03分