アーセナルとトッテナムはともに今夏、ブラジル人フォワードを獲得して戦力補強を図った。アーセナルはジェズス、トッテナムはリシャルリソンだ。
リシャルリソンは母国ブラジルのアメリカ・ミネイロとフルミネンセでプレーし、2017年夏にワトフォードへの移籍と共にイングランドへ渡った。
彼は2017-18年のプレミアリーグで38試合すべてに出場し、その後、マルコ・シルバ監督とともにエヴァートンへ移籍した。
現在25歳のリシャルリソンはマージーサイドでの最初の2シーズンでチーム得点王に輝き、2021-22年にはトフィーズの選手の中で唯一2桁得点を達成。
グディソンパークでの彼のパフォーマンスは、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナル、トッテナムからの関心を集めたが、彼はトッテナムへの加入を決めた。
元アーセナルMFジャック・ウィルシャーは、リシャルリソンのスパーズ移籍について聞かれた際、イギリスのスポーツラジオ『talkSPORT』にて「彼は間違いなくチームを向上させると思う…彼は彼らに何か違うものを与える」と答えた。
Welcome to the Spurs family, @richarlison97 💙 pic.twitter.com/eF6tUB5kgA
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) July 9, 2022
一方、アーセナルに加入したジェズスはパルメイラスのアカデミーを経て、2017年1月に2700万ポンドでマンチェスター・シティへの移籍を果たした。
シティでは全コンペティションで200試合以上に出場し、プレミアリーグ優勝4回、EFLカップ優勝3回、FAカップ優勝1回に貢献したストライカーだ。
トッテナムやチェルシーへの移籍も噂されたが、4500万ポンドでアーセナルに加入することが決定した。
Time for Gabriel Jesus to make his mark 💥 pic.twitter.com/tuGC5C082k
— GOAL (@goal) July 4, 2022
プレミアリーグにおける両者の総合的なスタッツ比較
スタッツが示すように、ジェズスはより少ない出場でより多くのゴールとアシストを記録している。グアルディオラ監督のもとでウイングとしてプレーしていたジェズスは、アーセナルでチームのメインストライカーとなる機会を心待ちにしていることだろう。
一方リシャルリソンはプレー時間は多かったもののプレミアリーグで下位に沈むことが多いチームでプレーしてきた。トッテナムではより良い選手たちと一緒にプレーすることができ、結果を残すことができるかもしれない。
リシャルリソン
試合数:173
先発出場:161
サブ出場:12
ゴール数:48
アシスト:16
PK:4
1ゴールあたりの所要時間:292.02分
PK以外のゴールあたりの所要時間:318.5分
1ゴールまたは1アシストあたりの所要時間:219.01分
ジェズス
試合数:159
先発出場:99
サブ出場:60
ゴール数:58
アシスト:29
PK:3
1ゴールあたりの所要時間:160.5分
PK以外のゴールあたりの所要時間:169.3分
1ゴールまたは1アシストあたりの所要時間:107.03分