イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長は、女子セリエAを来季からプロ化することを発表した。これは、過去数年にわたり、大会の主催者である連盟が、クラブ間で最大1800万ユーロを配分して行ってきた段階的なプロセスの成果である。
プロ化するという事実自体は2020年に決定していたが、明確なシーズンは決まっていなかった。グラヴィーナ会長は、「今日は重要な日です。ついに女子サッカーの活動をプロとして扱う規定ができました。このような一歩を踏み出したのは、FIGCがイタリアで最初の連盟です」と話した。
女子サッカーのプロ化に関して、昨年3月にはスペイン女子プロリーグが先陣を切っていた。スペインでは、まだ誰が新コンペティションを率いるのかは決まっていないが、16クラブのうち12クラブから推薦を受けたベアトリス・アルバレス氏が有力候補となっている。
また、日本においても2021年に「WEリーグ」という日本初の女子プロリーグが創設されており、近年世界的な女子サッカー界の盛り上がりと地位の向上が伺える。