2021年に行われたコパアメリカの王者アルゼンチン代表と、欧州選手権の王者イタリア代表が2022年6月1日にイギリスのウェンブリーで対戦することが決まった。
この試合は、FIFAからの独立において多くの面で合意に至っているUEFAとCONMEBOLの良好な関係を世界に示すためのものであると紹介されているが、具体的には、女子サッカーやフットサル、ユースカテゴリー、審判員の交換、技術トレーニング計画などが含まれる。
また、両者の関係性強化に向けて、来年初頭、ロンドンに共同オフィスを開設する予定だという。同オフィスではサッカーイベントのプロモーションなど、欧州・南米サッカーの収益向上に向けた事業が行われる。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、「サッカーの発展と社会への貢献のために共に行動しようという我々の強い思いが、この新しい覚書に反映されています」と述べている。
一方でCONMEBOLのアレハンドロ・ドミンゲス会長は、「この円滑な関係を継続し、発展させるための土台作りを行っています。2022年6月にロンドンで行われるアルゼンチン対イタリアの決勝戦は、南米と欧州のサッカーの伝統をみせる素晴らしい舞台となるでしょう」と話した。
この試合は90分間での一発勝負。延長戦はなく、90分+アディショナルタイム終了時に同点であれば、そのままPK戦に突入する。試合を裁く審判の指名は両協議会が共同で行う。