スペインのバスク出身で、地元のアスレティック・ビルバオで長くプレーし、2016年にアメリカで現役生活を終えたアンドニ・イラオラ。
現役引退後は指導者の道を進み、2020年にはラージョの監督に就任。1部昇格を果たすなどその手腕を発揮した。21-22シーズンには昇格チームながらバルサに勝利するなど、リーグ中盤までリーグ4位につけ、昇格チームながら残留争いとは無縁のリーグ戦を送った。
22-23シーズンのラ・リーガでも11位で終了するなど指揮官としての能力の高さを証明し、22-23シーズンのプレミアリーグにおいて15位で残留を果たしたボーンマスの新監督に指名された。
そのイラオラはボーンマスでの戦いについて「弱者として戦う準備はできている」と話し、「自分が弱者であるという自覚を持ってシーズンをスタートするなら、リーグから少しでも尊敬を集めなければならない」と語った。
「スタジアムがそれほど大きくなかったり、クラブに歴史がなかったりするため、(スペインの時と)似ているが、我々はこれを有利に利用しなければならないし、私はラージョやミランデスでの経験からこのようなことに慣れている。」
イラオラのボーンマス監督就任で来季のプレミアリーグのクラブを指揮するスペイン人監督は5人となる。そのうち、アンドニ・イラオラ、ミケル・アルテタ(アーセナル)、ウナイ・エメリ(アストンヴィラ)、フレン・ロペテギ(ウルブズ)の4名はスペインのバスク地方出身である。
(By ALLSTARS CLUB編集部)