セリエAの名門インテル・ミラノが新たなオーナー探しへ。Financial Times紙によると、今週中にインテルは買い手を探し始めることになるという。
今年、チェルシーの記録的な25億ポンドのオークションを担当した米国のブティック型投資銀行レイン・グループとゴールドマン・サックスが売却手続きを進めていると関係者は述べている。
インテルの現在のオーナーは中国の蘇寧電器。2016年に同クラブへ参入したが、中国国内の経済的な問題が影響し、苦境に立たされている。
2021年2月には、蘇寧はコロナウイルスの大流行によるインテルの資金不足を補うため、新たな資金調達としてオークツリー・キャピタルから2億7500万ドルの融資を受けると、その5ヶ月後には地元政府とアリババから14億ドルの救済を受けた。
しかしインテルは、21-22年に1億4000万ユーロの損失を計上。前年度の2億4560万ユーロの記録的な損失から大きな改善を見せた。
先日インテルが出した声明で、「21-22年度もコロナウイルスの影響を大きく受けたが、前向きな進展である」と述べている。クラブの連結売上高は、約7500万ユーロ増の4億3960万ユーロ。
まだどの団体がインテルの買収に乗り出すかはわからないが、今後の動きに注目だ。